特長
腎臓内科では、腎炎やネフローゼ症候群、慢性腎臓病、急性腎障害、高血圧や電解質異常など、あらゆる内科的腎疾患の診断、治療を行っています。
- 腎機能が低下していると言われた(クレアチニンが高い、eGFRが低いなど)
- 蛋白尿や血尿を指摘された
- むくみがある
- 尿が泡立つ、尿の色やにおいが気になる
- 血圧が高くなった
などの症状がある場合は、お気軽に当科へご相談ください。
対象疾患
- 慢性腎臓病(CKD)
- 急性腎障害
- 各種腎炎・ネフローゼ症候群
- 電解質異常
- 高血圧疾患
- 多発性嚢胞腎
- 薬剤性や全身性疾患に伴う腎障害
- 血液透析とその合併症
主な診療・検査
1.慢性腎臓病
(Chronic Kidney Disease;CKD)
CKDとは、腎臓に何らかの障害があり、腎臓の機能が低下した状態のことです。具体的には、3か月以上持続する尿異常(蛋白尿・血尿)、腎の形態異常、または腎機能が正常の60%未満まで低下した状態をいいます。
CKDの原因は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病や、慢性糸球体腎炎などの腎疾患、血管炎や膠原病などの全身疾患に伴うもの、遺伝性疾患など多岐にわたりますが、近年は生活環境や食習慣の変化などの影響で、生活習慣病の割合がとても多くなっています。
いまやCKDは成人のおよそ5人に1人ともいわれる国民病です。初期のころには症状が出にくいため、気づかず放置されてしまうこともありますが、初期であっても心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まるほか、ある程度進行すると腎機能の回復は難しく、最終的には透析や腎移植などの治療が必要になってしまいます。一方で、早期から原因に応じた適切な治療を行うことで、その進行を遅らせ、様々な合併症リスクを減らすことが可能であることもわかっています。
当科では、まずCKDにいたった原因を調べ、CKDの進行を遅らせることを目標として、原疾患や合併症に応じた適切な薬物療法に加え、食事療法や生活面の指導などを行っています。
また、腎機能が著しく低下してしまったかたには、適切なタイミングで腎代替療法(透析、腎移植)について情報提供を行い、納得がいく治療選択ができるようサポートいたします。血液透析に関しては、バスキュラーアクセス手術から透析導入まで当院で行うことができます。透析導入後は近隣の透析クリニックへご紹介させていただきますが、透析に伴う合併症などの治療にも対応いたしますので、お困りのことがありましたらご相談ください。
2.腎炎・ネフローゼ症候群
腎炎は、糸球体に炎症がおきることで、血尿や蛋白尿がみられる疾患です。そのなかでも、多量の蛋白尿がでて、血管内の蛋白質が失われてしまう状態をネフローゼ症候群と言います。血管炎や膠原病疾患など全身疾患に伴い発症するもの(二次性)もあれば、明らかな原因疾患がないもの(一次性)もあります。進行すれば腎不全に進行する可能性もあるため、早期に適切な診断をつけて、原因に応じた治療を行うことが重要です。
まずは血液検査や尿検査によるスクリーニング、画像検査(腹部エコー、CTなど)を行い、適応があれば腎生検による病理診断を行います。治療としては、副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤などの薬物療法が主体となることが多いですが、病状に応じて適切な治療法を選択します。
腎臓内科医長
田中 智美たなか ともみ

| 所属医局 | 東京科学大学腎臓内科 |
|---|---|
| 専門分野 | 腎疾患一般 |
| 資格・所属学会 | 日本内科学会総合内科専門医 日本腎臓学会腎臓専門医・指導医 日本透析医学会専門医 日本腹膜透析医学会腹膜透析認定医 日本透析アクセス医学会 難病指定医 身体障害者福祉法指定医(じん臓機能障害) |
| 患者さんへ ひとこと |
腎臓病は症状が現れにくく、気づかないうちに進行してしまうことが多いため、健診などで早期に発見し、早期に治療に結び付けることが重要です。 一人ひとりの患者さんに寄り添い、適切な治療方針をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。 |
非常勤
児玉 達海こだま たつみ
| 所属医局 | 東京科学大学腎臓内科 |
|---|---|
| 専門分野 | 腎疾患一般 |
| 資格・所属学会 | 日本内科学会 日本腎臓学会 日本透析学会 |
| 患者さんへ ひとこと |
誠心誠意、患者さんに寄り添った診療を心がけてまいります。 |





